新規のお客様からヒーターの断線でお問合せをいただく事があります。
カートリッジヒーターを含め、ヒーターの断線でよくあるパターンが
- 被加熱物に対して、しっかりと接していない。カートリッジヒーターの場合は金型に差し込む事が多いのですが、
穴とヒーターとのクリアランスが大きいと空気層で断熱されてしまい、放熱しなくなって寿命が短くなる事があります。
きっちりクリアランスを少なくするのであれば、センタレス研磨等でしっかり金型に熱がいくようにしないといけません。
- ワット密度が高い場合も断線が早くなります。小さいスペースに無理やり容量を入れてしまうと寿命が短くなります。
少しでも太くするか、長くするかですが、場合によっては、ヒーター内部の材料を変える場合もあります。
- ON、OFFを少なくするのも効果的ではありますが、ヒーター単体ではどうする事もできない対策かと思われます。
何よりもまずは、断線している原因を追究するところから始めるべきかと考えています。X線等でみれば断線個所も特定できるので何故そこで断線がおきているのか。カートリッジヒーターのどの個所で一番熱がこもってしまっているのか、材質的に対応できる温度なのか、色々な角度から検討する必要があります。
カートリッジヒーター以外でも何かお困りの事がありましたら、お問合せ下さい。
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